2008年11月07日

被災地ジオラマ製作

栗原市耕英地区の住民組織「くりこま耕英震災復興の会」の中で、ネットで情報を発信したり、「山にカエル!」復興ステッカーを作成・販売している、20-30代の若手男性グループ“Team Bikki(チーム・ビッキ)”。彼らは小学校時代の友達でもあるんですけど、復興に向けて様々な活動をしています。

その友達の依頼で「ジオラマを作れないか?」と…
どうやら、「土砂が大崩壊した現場の状況は写真でも中々伝えられないし、実際に見せたくても耕英地区には一般の人は入られない。」との事。
確かに地元の人にとっては、見慣れた風景ですから、どこがどのくらい崩れたのか、大体想像がつくとは思います。
しかし、初めて見る人にとっては、写真を見ただけではよく分からないかもしれません。
そんな訳で、見る人のイメージ化の助けになるようにと、ジオラマ製作を思いついたようです。


僕も一時帰宅時にその現場を見ましたが、谷が何かに切り取られたように無くなっていて、ただ驚いたとともに、地震の凄まじさを改めて認識しました。上の画像はその時に撮影したものですが、やはり、これだけでは全てを伝えられないかもしれません。
そんな友達の思いに共感した僕は、ジオラマ製作を引き受ける事にしました。

では早速、製作に取り掛かります。
(1)まず、国土地理院のサイトより必要な情報を収集。
現場の空中写真を印刷してイメージを脹らませます。
今回、製作する場所は耕英地区の中で冷(ひやし)と呼ばれる所です。
中央部あたりを東西に冷沢という沢が流れていましたが、谷一帯が全部崩れ、そこを通っていた道路「市道馬場駒の湯線」も流失してしましました。



(2)土台となる板(45センチ×30センチ)に、地震で崩壊する前の道路や等高線を転写していきます。
ちなみに色はテキトーで赤は道路、黒は沢、青は計曲線だっけ?です。今回、2万5千分1地形図をベースにしていますので、地形図同様、等高線を50メートル毎に太めて表現しています。



(3)盛り上がっている部分は、標高毎に発泡スチロール板を切り取って、それらを重ねて表現します。



(4)全てを重ね合わせ、ベースの板に接着します。斜面となる部分は面取りをして、自然な感じにしてみました。



次回は土砂が崩壊した斜面に取り掛かります。

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プロフィール
金澤大輔
金澤大輔
東京在住のしがない会社員。
小学校時代を耕英の山の中で過ごしました。
実家は2008年の岩手・宮城内陸地震により半壊し、避難指示で仮設住宅に避難していましたが、現在は、おかげ様で元の家に戻る事ができました。ありがとうございます。

この栗おやじというキャラクターを通じて、「岩手・宮城内陸地震があった事」「復興に向けて頑張っているおやじ(人)達がいる事」を伝えていきたいと思います。

Daisuke Kanazawa

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