2008年11月17日

19年ぶりの再会

僕は小学校を卒業すると栗駒町(現栗原市)から離れてしまったので、同級生の菅原聡君と会うのは卒業式以来、つまり19年ぶりになります。
仲が良かった友達とはいえ、正直、19年という長い年月を経ての再会は、少々不安がありました。でも乗降客数が日本一を誇る新宿駅での待ち合わせで、すんなり会えた瞬間、僕の不安は一掃されました。

そもそも何で再会する事になったかというと、聡君が「くりこま耕英震災復興の会」のメンバーとたまたま話す機会があり、僕が運営しているサイト「耕英.jp」を紹介。そこから聡君がメールをくれたのが始まりでした。
そんな訳で今回、聡君の上京に合わせて、東京在住の聡君の弟君、弟君の彼女さんを交え、4人で新宿に集合しました。

小学校時代、静かで孤立しがちな僕に声を掛け、よく遊んでくれた聡君。
どんぐりの実を二人で拾った時、「この実を植えて、大人になったら二人で眺めたいね!」と約束。結局、聡君のどんぐりは育たず、僕と交わした約束の事で、時折、不安な中学生時代を過ごしていた話を披露してくれました。
そんな感動的な思い出があったとは!
もちろん僕は覚えていな…ごめんなさい!

19年ぶりの再会
栗おやじを手に持つ菅原聡君(左)と仕事帰りにやって来た作者(右)

とにかく聡君の優しさは、今も変わっていないんです!
実は聡君、今春に栗原市花山の温泉宿泊施設にUターン転職しましたが、その後、発生した岩手・宮城内陸地震で解雇されてしまいました。しかし会社や友人らが親身になって就職口を探してくれて、すぐに再就職が決まりました。
こうした感謝の気持ちを「大好きな音楽で示したい」とコンサートの企画を思い立ったそうです。
その際、聡君の頭に浮かんだのが、宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」にメロディーをつけ歌う、シンガーソングライターの宇佐元恭一さんでした。
自ら、宇佐元さんが所属する事務所に、飛び込みで電話し出演交渉したところ、無償(交通費などの必要経費を除いて)での出演をその場で約束してくれたそうです。

19年ぶりの再会
菅原聡君企画・発案のチャリティコンサートのチラシ

「義援金だけ送るなら、銀行でおろせば一時間で済んでしまう。でも音楽には金額以上の価値があると信じてやまないので、自分はコンサートという形で、復興のお手伝いをしたい。」と話す聡君は、とてもカッコよく輝いていました。

僕がやっている、この「栗おやじ」についても、聡君は理解してくれるとともに、協力を約束してくれました。
確かにあの地震で失うものが大きかったけど、地震から得たものも大きいと改めて実感しました。
19年ぶりの再会はとても楽しく良いものになりました。
今後ともよろしくお願いします!

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みちのく風土館 震災復興支援イベント「がんばろう!!栗駒」
宇佐元恭一
チャリティコンサート・雨ニモマケズ


宇佐元恭一プロフィール
<宇佐元恭一/うさもと・きょういち>
1959年福岡県生まれ。
5才の時に始めたクラシックピアノをきっかけに音楽に目覚め、ロックやフォークに憧れる学生時代を過ごす。1982年、九州大学卒業と同時にシンガーソングライターとしてデビュー。
ピアノ一本の弾き語りをするスタイルは、当時としては珍しく、多くのピアノプレイヤーに希望を与えた。
ソロ活動を続ける一方で今井美樹・織田裕二・酒井法子・酒井美紀などに楽曲を提供。さらにプロデュース活動といった音楽家としての活動にも積極的に取り組んでいる。
2006年9月6日、11枚目のシングル「雨ニモマケズ」をクラウンレコードよりリリース。宮沢賢治の有名な詩のひとつ「雨ニモマケズ」に自らが作曲したオリジナルメロディをつけた。名作を見事に名曲に甦らせた作品は、各地のライブで絶賛を受け、宮沢賢治の故郷である岩手を起点に、全国でブームを巻き起こした。


[と き] 2008年12月13日(土)
      午後2:30 開場 午後3:00 開演
[ところ] みちのく風土館 展示室特設ステージ
[料 金] 全席自由 1,500円

【チケット料金の一部は義援金として震災復興のために活用されます】

【チケットのお求め・お問い合わせ先】
みちのく風土館  栗原市栗駒岩ヶ崎上町裏12-1
            電話:0228-45-6161 FAX:0228-45-6262

主催:宇佐元恭一チャリティコンサート実行委員会・みちのく風土館運営委員会
後援:栗原市・栗駒商業振興協同組合・栗駒観光物産協会



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Posted by 金澤大輔 at 14:00│Comments(0)作者の日常
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プロフィール
金澤大輔
金澤大輔
東京在住のしがない会社員。
小学校時代を耕英の山の中で過ごしました。
実家は2008年の岩手・宮城内陸地震により半壊し、避難指示で仮設住宅に避難していましたが、現在は、おかげ様で元の家に戻る事ができました。ありがとうございます。

この栗おやじというキャラクターを通じて、「岩手・宮城内陸地震があった事」「復興に向けて頑張っているおやじ(人)達がいる事」を伝えていきたいと思います。

Daisuke Kanazawa

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