2009年06月16日

新・被災地ジオラマ製作(第24回):冷沢崩落前製作編

6月13日に行われたイベント会場では、崩落後のジオラマに加え、岩手・宮城内陸地震の発生する以前の姿を再現した、「冷沢」の崩落前のジオラマも展示させていただきました。
崩落前のジオラマについては、この「新・被災地ジオラマシリーズ」がスタートした時点では、同時に製作を進めていましたが、崩落後の製作を優先した為、いつの間にか忘れ去られていました…

それが一転、公開日直前になって、急遽完成させる事に決めました。
しかも製作作業は当日の早朝まで続き、これを持って始発の東北新幹線「やまびこ」に飛び乗り、現地に向かいました(笑)
本来ならば、製作過程をお伝えしたかったところでしたが、時間的な余裕も無く、事後の報告となってしまいました。申し訳ありません。


余談ですが、ジオラマを製作するにあたっては、地形図と空中写真を使用します。特に空中写真は不可欠なものです。
栗原市(旧栗原郡栗駒町)耕英地区を撮影した空中写真では、地震直後に撮影された鮮明なもののが国土地理院のサイトで閲覧できますが、地震以前となると、モノクロとか占領時に米軍が撮影したもの(まだ開拓されてねーよ)とかばかりで…

あきらめかけていたところ、国土交通省国土計画局(旧 国土庁)に、比較的最近のカラーの空中写真を見つけました。ただ最近と言っても、今から30年以上前、昭和51年度撮影のものです。
この頃は、まだウチの両親が耕英に移住してくる前で、僕も生まれていませんが、現在と比較すると耕作地の面積が違うくらいで、そんなに変わりはないと思います。
この空中写真と地震直後の撮影されたもの、そして僕の記憶も加え、地震前の「冷沢」の姿を製作していきました。


崩落後の「冷沢」


崩落前の「冷沢」

崩落前のジオラマを製作することは、単に崩落後との「比較」の為だけではありません。
崩落後のジオラマが「記憶の風化防止」ならば、崩落前のジオラマは「記憶の復元」という意味もあるのでないかと思います。

崩落前の姿はもう二度と見ることのできない風景です。その思い出の中の風景をジオラマで再現したことは、意義があったと思っています。

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この記事へのコメント
栗駒の仮設住宅・談話室で学生と一緒に斉藤さんから説明を受けながら見せていただきました!

完成まではこのようなご苦労があったのですね。。

崩落した後の地形については写真などで見ることも出来ますが、崩落以前の姿を立体的に見れるのは大切なことですよね。

私たちも学園祭などにお借りして、多くの学生にも伝えていきたいと考えています。

今後もガンバって下さいね、応援しています♪
Posted by 松崎 at 2009年06月22日 10:13
松崎様

いつもありがとうございます。
岩手・宮城内陸地震は、神戸のような大都市ではなく、過疎地の更に山奥で起きましたから、なかなか注目されないと思います。
そのような状況の中にあって、現地まで遥々お越しいただいた事は、本当に嬉しいですし、被災された皆さんも勇気付けられたと思います。

地元でジオラマを展示するのと、東京・関東でジオラマを展示するのでは、また違った意味があるのではないかと思います。
もし、お邪魔でなければ、学園祭などでジオラマを展示していただければ、嬉しいです。
よろしくお願いします!
Posted by 栗おやじの中の人・ダイスケ栗おやじの中の人・ダイスケ at 2009年06月23日 19:12
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プロフィール
金澤大輔
金澤大輔
東京在住のしがない会社員。
小学校時代を耕英の山の中で過ごしました。
実家は2008年の岩手・宮城内陸地震により半壊し、避難指示で仮設住宅に避難していましたが、現在は、おかげ様で元の家に戻る事ができました。ありがとうございます。

この栗おやじというキャラクターを通じて、「岩手・宮城内陸地震があった事」「復興に向けて頑張っているおやじ(人)達がいる事」を伝えていきたいと思います。

Daisuke Kanazawa

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